最初の一週間が終わりました

2023-04-09 13:24:54

森林たくみ塾

入塾式

初日は入塾式でした。
私は森林たくみ塾の 34 期生として入塾しました。
同期は 9 名、それに加えてオークヴィレッジからの研修生 2 名とオーストラリアからの研修生が 1 名の計 12 名です。
それぞれが異なるバックグラウンドを持っていて、個性にあふれるメンバーです。
年齢も下は 10 代から上は 50 代まで幅広いです。
初日は入塾式のあと、オークヴィレッジ内の工房を見学して終了しました。

※ 森林たくみ塾はオークヴィレッジ創業者が始めました。

作業内容

基本的なスケジュールは以下の通りです。

07:50 朝礼
10:00 15分休憩
12:00 昼休憩(1時間)
15:00 15分休憩
17:00 掃除
17:30 終礼

初週は終礼後にオリエンテーションがあり、全てが完了するのが 19 時頃でした。

2日目から実習開始

2日目から早速、実習が始まりました。

初級生にそれぞれ担当するプロダクトが割り当てられ、スタッフの指示に従い、木工機械を使って作業に入っていきます。
私は「むら取り」と呼ばれる加工作業を担当することになりました。
むら取りとは大まかに切られた材木の表面を自動鉋台で削り、基準となる面を加工する作業です。
大量の材を自動鉋台に流し込んでいき、一日が終了しました。

むら取りが完了すると、次の工程に移ります。
続いての工程は「分決め」と呼ばれる作業です。
基準面を取った板材に対して、反対の面を自動鉋台を使って必要な厚みになるまで 1mm ずつ削っていきます。
今回の場合は 5mm 削ったので、それぞれの材に対して 5 回ずつ流し込んでいきました。
むら取りと違い、材を流し込む方向というのがあり、その方向が正しくないと削った材の表面が逆立ってしまいます。
1000 枚以上の材に触れ、木目を見ました。
実習に入って 3 日目で想像を遥かに超えた量の材を加工することになり、学ぶことが多い環境を選べたと感じました。

分決めが完了したあとは、「矩出し(かねだし)」と呼ばれる加工作業です。
これまで表面を削っていた材の側面部分の片面を削り、直角となる基準面を作る作業です。
私はこの間、別の作業をしていました。

矩出しが完了すると、次は「幅決め」です。
幅決めでは高速回転する丸鋸に材を通して、必要な幅を決め、余分な部分を切り落とします。
矩出ししていない側の側面を切り落とします。
矩出ししている面はマークされていますが、誤って矩出ししている面を切り落とすと正確な幅が取り出せないので、材をロスすることになります。

今週の作業としてはこんな感じでした。

感想

朝の時間が忙しい

始業は 7:50 となっていますが、朝はやることがたくさんあるため、起床は5時半です。
朝食やお弁当の準備などの支度をして、6時半には家を出ます。
高山市内に住んでいるため、たくみ塾までは車で20分ほど。
6時50分くらいにたくみ塾に着きます。

朝は開錠やゴミ出し、木屑の焼却など工房や休憩室の整理整頓をまず行います。
その後に当日の作業内容の確認などを行います。

朝はボーっとしているとすぐに時間が経過して出発時間になるので、とても忙しく感じます。

夜はクタクタ

帰宅時間は 19~20 時くらいです。

慣れない環境でハードに働いたため、帰ってきてから晩ご飯を作る元気があまりなく、出来合いのものを買ってくることが多かったです。
帰ってきてご飯食べて、お風呂に入って、22時くらいには寝る準備ができているような生活です。
慣れてくるともう少し稼働できるかも知れませんが、初週はこんな感じ。

土曜日

土曜日は月に 1 回休みがありますが、それ以外は講座もしくは実習が入っています。

初週は講座が入っており、たくみ塾の裏山に入って森を散策しました。
なんとなく山歩きするのと違い、工房で見る木の自然の状態を教えてもらいながら観察するのは面白さが何倍も違っていました。
また、この時期ならではの森の様子はこれまで見たことがなく、新しい生命の芽吹きを感じることができました。
散策中に4月にも関わらず霰が降ってきました。

講座終了後はスタッフ、中級生が歓迎会をしてくれました。
実習中は緊張した面持ちのスタッフでしたが、歓迎会ではいつもと違った一面が見られて、とても楽しくお酒を飲めました。(中級生が送迎してくれました)
これから一年、宜しくお願いします。

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