日々の実習以外にも時間外に行う課題があるのですが、そちらが本格化してきました。
以前書いた鑿の仕込み(裏押し)の後は鑿の鎬(しのぎ)面の研ぎに入っていきました。鑿の刃先を仕上げる作業になります。
鑿を仕込んだ後は実際に鑿を使ってみようということで、ほぞ穴を掘ることに。
二つの木材を直交させる方法を仕口といいますが、ほぞと呼ばれる凸部をほぞ穴に差し込んで組みます。
よく研いだ鑿で正確に加工しないと、組んだ部分がぐらついたり、隙間が空いたりしてしまいます。
先週ほぞ穴を掘り、今週はほぞの加工方法を講座で教えてもらいました。
ほぞ穴を掘ったはいいのですが、鑿が十分に仕上がっていない状態で製作したため、合格がもらえるレベルではありませんでした。
このままではほぞを仕上げてもぐらついてしまいそうです。
また、ほぞ穴は 3 分鑿(約 9 mm)を使っていましたが、ほぞを加工するのには 8 分鑿(約 24 mm)が必要になってきます。
現状、3 分鑿すら満足に研げていない状態なので、毎晩帰宅後に研ぎを練習しています。他の塾生は綺麗に研げているので正直とても焦っています。
目下やらないといけないことをまとめると、以下の通りです。
3 分鑿を仕上げる
↓
正確なほぞ穴を加工する
↓
8 分鑿を仕上げる
↓
ほぞの加工をする
鑿の仕込みはいろいろアドバイスを頂いて惜しいところまでは来ていそうなんですが、個人の癖もあるものなので自分でしっくりくる方法を見つけるしかないのかなと思います。
どうしても刃先が丸くなっているのが取れないのです。
という感じで本格的に製作課題が始まってきており、ひとつひとつクリアしていかないと課題が未消化のまま溜まっていくという感じになっているので、日々試行錯誤を繰り返しております。
キレイに研げるようになればかなり精神的に楽になる気がするのですが、それまでは粛々と研ぎの練習を続けます。