高山移住時にやったこと(前編)

2023-05-05 10:14:59

高山生活

森林たくみ塾への入塾や高山移住を考えている方向けに、私が高山へ移住する際にやったことを記載します。

準備

私は 2023 年 2 月 22 日に高山へ移住しました。

森林たくみ塾に通う塾生のほとんどは高山市に住んでおり、飛騨市から通う塾生も数名いるみたいです。たくみ塾がある清見町に住む塾生が多く、高山市内に住む人もちらほらといった具合です。市内からたくみ塾は車で 20 分くらいの距離です。

私の場合は妻の就職先のこともあり、妻の車が用意できなかった場合にも通えるように高山市内に住みたかったので、早々に高山市内への移住と決めていました。

それまでは京都で暮らしていました。勤めていた会社は 12 月末時点でプロジェクトが終了しており、2023 年は業務が落ち着いていたため、ありがたいことに移住に専念できる状態でした。最終出社日は 1 月末でした。

高山に知り合いはおらず、雪国での生活や車を購入したことはなく、わからないことだらけでした。事前にネットで色々調べていましたが、特に具体的なアクションは起こしていませんでした。

最初に行ったのは、2022 年 12 月に高山市の移住サポートセンターへの連絡でした。

飛騨高山移住定住サポートセンター
https://www.city.takayama.lg.jp/shisei/1015214/index.html

移住サポートセンター

高山市は移住サポートを熱心に行っており、移住支援制度があることを下調べの段階で知ってました。

支援制度の詳細を知りたかったこともあり、高山暮らしのアドバイスを貰おうと移住相談予約フォームからオンライン相談を予約して、市役所の方とお話させていただきました。

家のことや車のこと、支援制度のことなど今の予定などを伝えて問題なさそうかのジャッジをしてもらいました。幸い市役所の担当者さんはとても気さくな方で、夫婦ともどもすぐにファンになっていました。(坂上さんありがとう)

車は軽の方がいいよーとか、市営住宅は競争率高いしたくみ塾から離れたところだから市内で探すのがいいかも、月々の光熱費はいくらくらい、みたいなことを教えてもらえたので、高山の日常を知らない我々にとっては貴重すぎる情報をいただくことができました。

また、高山市には移住コーディネーターと呼ばれる方が 5 名おり、実際に高山に移住してきた人が市に依頼されて任命されています。移住コーディネーターの方も紹介してもらい、実際にそのうちの 2 名の方に会って、話を伺うことができました。

もともと 2023 年の 1 月上旬に高山を訪れて家と車を契約するという予定だったので、特にスケジュールに問題もないことがわかり一安心した記憶があります。誰かに相談するの大事。

家探し兼車探しの旅は 1 月上旬、2 泊 3 日で行いました。

事前に気になる物件を何件かピックアップしておき、内見予約を行った上で高山市を訪れました。駅から店舗が離れていたので、駅まで送迎をしていただきました。

翌日は追加で別の物件の内見に行くことにしたため、事前予約ができていなかったため、そういう場合は駅前でレンタカーを借りる必要があります。ハイシーズンだとレンタカーも借りれないことがあり、タクシー移動になってしまうので注意が必要です。

家賃だけを考えれば一戸建てに軍配が上がるのですが、雪国の一戸建て生活は移住者は大変なのでオススメしないと教えてもらったので、最初から集合住宅の中から探していました。

いくつか内見する上で感じたことをまとめます。

  1. 新築物件はあまりない

京都で家探しをしたときは新築や築浅物件が選択肢にありましたが、高山ではあまりありませんでした。山間で土地が限られていたり、人口減少などの背景もあるのかなと思います。

そのため、どこか田舎のおばあちゃん家のような物件が多かったです(お風呂が正方形とか)。

  1. 駐車場

車社会なので、1 台分の駐車スペースは物件についています。あとは屋根付きかどうか、私の場合は妻の駐車スペースも必要なので 2 台分止めれるかが関心事項としてありました。

追加で駐車場を契約する必要がある場合は家賃がプラスで掛かってくるため、世帯を伴っての移住をする場合は物件情報を確認する必要があります。

屋根も今はまだ恩恵を感じていませんが、冬場の積雪を考えると屋根付きがいいとのことでした。

  1. ペアガラス

いくつか内見する上で極端に寒い部屋が多かったのですが、ペアガラスが採用されている部屋はそれらと比べてかなり暖かく感じました。

内見した時期が冬な上に、高山では年の半分は冬という話だったので、自然とペアガラスが採用されている部屋に魅力を感じ、最終的にはペアガラスが採用されている物件の中で選ぶことにしました。

審査

最終的に気に入る物件が見つかったので、そちらに書類を提出して契約を進めていきました。

たくみ塾に入塾する場合は 2 年間無収入になるので、審査が通るか不安でした。

また、もともと申請を予定していた若者定住支援制度を受けられる条件が「賃貸の契約者が高山市内の企業に就職すること」だったため、妻を契約者にする必要がありました。(結局、支援制度自体が令和 5 年に変更になったため、関係なくなりましたが)

支援制度を受ける場合は入居にかかる費用が補助の対象となることがあるので、事前に制度の詳細について確認しておくことが大事です。私の場合は結婚新生活支援補助金制度の対象となっていたため、そちらの制度で補助を受けることができたのですが、申請書類の準備が大変でした。契約内容や支払いの実態がわかるものなどは後々必要となってくるので、申請が終わるまで残しておく必要があります。(私は通帳のコピーを支払いの実態として提出しました)

審査については落とされないよう、源泉徴収票と銀行口座の残高がわかるものを併せて提出しました。

車はこれまで購入したことがなかったので、わからないことだらけでした。妻が新卒時に車を所持していたことがあったので、漠然とした流れを理解していたことが幸いでした。

とりあえず、以下の条件で探してました。

知らない土地でまったく手探り状態だったので、まずは中古車販売センターというそれっぽい名前のお店にタクシーで行きました。

店頭に並んでいるいくつかの車を眺めて、店員さんに走行距離や製造年数なんかの情報を聞きました。が、ぴんと来るものはなく、どういうのを買えばいいんですかねと相談する始末。そこで店員さんに地域で配られている車のチラシをいただき、ホテルでそのチラシを眺めることに。

その中で目に付く見た目の車があり、なおかつ予算内で、お店もたくみ塾がある清見町ということもあり、何やらご縁を感じ、電話で連絡して、翌日レンタカーを借りて伺うことに。

車のデザインが気に入ったこと、走行距離もあまり走っていない新古車状態だったこと、店長さんがたくみ塾のことを知ってて塾長もお客さんということを聞き、見積もりをもらって契約することに。冬タイヤなども購入したため、最終的に予算はオーバーしてしまいましたが、非常に満足のいく買い物ができました。

かなり行き当たりばったりな形での購入となりましたが、納得がいく買い物ができてラッキーだったなというのが正直な感想です。ただ、2 台目の購入時も同じように妻が一目惚れした車を購入していたので、勢いで買ってしまうものなのかなという気もしています。

ちょっと長くなってしまったので、一旦ここまで。

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