たくみ塾に通い始めて、半年が経ちました。
簡単な振り返りをしてみたいと思います。
休みの日は買い出しなどの家事と休養にあてることが多く、高山生活をあまり堪能できていません。
高山は本当にいろんなイベントが毎週行われている印象なのですが、残念ながらそこまで参加できていません。
たくみ塾と家の往復がほとんどで、たまに古い街並みを歩いてみたり、遠出をしてみたりといった感じ。
夏の間は川でキャンプしたり、水遊びをしたりをしてみたかったです。
最近キャンプグッズにも興味を持ち出してきたので、来年の夏は挑戦してみたいです。
冬はスノーレジャーを楽しむ予定です。
来週は秋の高山祭もあるみたいなので、木工だけでなく、高山生活も楽しむ時間を作れればと思います。
もともと私たち 34 期生は 12 名でスタートしましたが、そのうちクレアが 7 月までと期限が決まっていました。
また、34 期生のうち 2 名はオークヴィレッジ入社して、研修として半年間の期限付きでたくみ塾で学んでいました。
昨日は二人のたくみ塾最終日でした。
これからはオークヴィレッジの建築部で大工としての技術を磨いていきます。
私と比べて若い二人ですが、木工についてとても熱心で話すたびに色々と教えてもらっていました。
これから会う頻度は減りますが、仲良くしていきたいと思います。
来週から二人減って、工房の活気がなくなっちゃわないかが心配です。
半年経ちましたが、家具を作る下準備をしている段階といる最中で、その芽がやっと出てきたところという印象です。
まだ何も自分で作ったことがないので、半年前と大きく変わった気がしないというのが正直な感想です。
プログラミングだとすぐに自分で何かを生み出す経験が得られるので、それと比べるとやはり木工は何かを生み出すまでのハードルがかなり高い。
6 月頃に取り組んでいたすのこを用いた棚づくりも課題に追われて、全く手付かずの状態が続いております。
今取り組んでいる鉋の仕込みが終わると、鑿と鉋を使える状態になり、なおかつ機械講座も基本的なものは使えるようになっているので、本格的な製作課題が始まると想像できます。
なにしろ半年後には初めての製作課題発表で見たスツールを作れるようになっている必要があるというのは現時点の私からすると大きく成長する必要があります。
何かひとつ自分の手で作り出す経験をすることで、ひとつ壁を乗り越えてどんどん次に繋がっていくんじゃないかという期待があります。
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実習の方は緊張の毎日で気持ちがダレるということはあまりありません。
相変わらず手磨きは時間かかる割にキレイに仕上げられる自信はないし、オールサンダーやベルトサンダーなど機械仕上げは何が正しいのかわかりません。
塗装もこれでいいのかなと思いながら、自分の中の判断基準がもやもやしています。
数をこなすことに手一杯になっています。
たくさん手を動かし、目で見ることで養われるものがあればいいのですが、明確な実感はあまりありません。
周りの同期を見ると自分の中で明確な基準ができつつある人もいて、少しばかり焦ることもあります。
こればかりは明確な正解が存在していた世界に住んでいたことが影響していると感じる機会が多くあり、自分の中の感覚を培う経験が不足していると感じます。
切ったり、割ったりの機械加工はまだマシな気がしますが、大量の製品を一定基準で仕上げることの難しさに最近は悩んでいたりします。
また、これまではスタッフの指示通りに仕事をこなすことを心がけていました。
ただスタッフも複数アイテムを掛け持っていたりして、指示が的確でないケースがあることがわかってきたので、そこを補って動くようにならないとという気持ちがあります。
技術以外のところでもこうした次の工程を考えたり、どういう状態になっていればいいかを自分で考える訓練をあまりしてこなかったなというのがあるので、今後はそれを実践していく予定です。
これからの半年では実際に製作課題が出て、自分で初めて作るものが出来上がるはずです。
家具を作れるようになるために高山にきたので、その時を楽しみにしつつ、必要な準備を進めていきます。